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■ 家庭からのCO2排出量を、燃料別に見ると(図3)8%弱の都市ガスに対し、電気は約4割と高い割合を占めています。電気は家庭で使うときはCO2を排出していませんが、電気の約6割をつくる火力発電所の燃料は主に化石燃料なので、発電の際にCO2が排出されているからです。
■ エネルギーを熱として使うときには、どうしても使いきれない部分、つまりエネルギーロスを生じてしまいます。私たちが使うガスコンロも、エネルギーロスを生じます。ガスコンロはIHコンロよりもロスは大きいといわれていますが、ガスの場合は都市ガスの工場から家庭に届くまでのエネルギーロスはほとんどないのに対し、電気の場合は発電や送電の段階で63%のロスが発生するといわれています(図4)。トータルのエネルギー効率を考えると、ガスコンロのほうが省エネに優れているといえるのです。
■ 東京ガスでは、エネルギーと環境について詳しく説明した「アクセス!ECO」サイトの開設や、環境やエネルギーについて見て・触れて・学べる環境学習施設「環境エネルギー館」、心地よい暮らしを保ちながら省エネ生活を送るヒント満載の「私のエネルギースタイル」など、エネルギーを身近に感じられる様々な情報提供を行っています。
また、今使っている機器の省エネの工夫ポイントがわかる「ウルトラ省エネシミュレーション」なども用意されているので、遊び感覚でトライしてはいかがでしょう。 |
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約4割が電力で占めている |
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電気は発電や送電で63%のエネルギーロスを発生 |
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