5.どの期にするか、販売時期で迷ったときの比較検討方法
■小規模物件でも販売時期を分ける傾向に
マンションを分譲するに当たって、販売時期を何期かに分けて行うケースが少なくありません。
かつては、総戸数300戸〜400戸以上の大規模マンションで一般的でしたが、最近は数十戸以下の小規模マンションでも、1期当たり10戸〜15戸程度に分けて販売する例を多く見受けられるようになっています。
マンションを購入するときには、何期目が狙い目なのでしょうか。
■基本は第1期販売が狙い目
通常の場合は、第1期目が狙い目です。
出だしから販売が振るわなかったら、後に続く期でも苦戦が予想されるので、第1期では分譲価格を抑え目にしても完売を目指します。
第1期の売れ行きが好調であれば、第2期以降の価格設定を見直し、引き上げる場合もあります。
■第2期目以降が割安に買えることも
第1期で購入することはリスクも伴います。
デベロッパーの目論見がはずれ、第1期の販売が不振に陥れば、第2期以降の価格設定は弱気にならざるを得ません。
第1期をパスして、第2期目以降に購入したほうが、割安だったということもあり得るのです。
したがって、基本的には第1期が狙い目ですが、そのときの価格設定が適正かどうか、今後の市況はどう動くのかを見極めたうえで、慎重に購入するかどうかを決断することが大切です。
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