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幡ヶ谷ハイムグランシス: 平成10年3月 築
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幡ヶ谷ハイムグランシス:居住性(共用部分)
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 複雑な形状の住棟
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 手前が公開空地、奥にアプローチ
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 敷地北側から自由通路をみたところ
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 メインエントランスからエレベーターへ続く中庭
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■幡ヶ谷ハイムグランシスはエレベーターの設置数が多く、プライバシーが守られています
評価基準 |
評 価 内 容 評価の見方 |
評価点 |
将来の変化予測
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居 住 性 / 共 用 部 分 2.7 |
8.構造の長期使用度 |
■平成10年竣工の建物で新耐震基準以降であることから、現在の建築基準法上の構造強度は確保しています。ただし性能評価施行以前の建物であるため、関連項目のレベルがどの程度かは不明です。 |
2.0 |
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9.省エネ・環境対応 |
■平成10年の竣工で、特に省エネや環境に対する配慮は見られません。 |
1.0 |
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10.バリアフリー対応 |
■メインエントランスのロビーにソファがありますが、そこへ行くためにすでに階段が数段あります。 ■エレベーターに乗る手前にも5段ほど階段があります。バリアフリーへの対応という点では、デザイン時から考慮はされていないのでしょう。 |
? |
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11.敷地や共用スペースのゆとり |
■敷地南側は前面道路である7号道路、北側も道路に面しています。 ■敷地西側は公園が隣接しているほか、公開空地として自由通路が南北に通っており、比較的隣地とのゆとりがあります。 ■東側は隣地と密接している印象です。 ■メインエントランスは、天井が高く応接セットがしつらえてあり、ホテルのような佇まいです。 |
3.0 |
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12.街並みとの調和 |
■曲線を描いたバルコニーが特徴的な外観です。外壁の色はベージュ、一部のバルコニー壁は薄い青色でこれがアクセントカラーとなっており、洗練された色調です。街並みに馴染みながらも、周囲のマンションとは一線を画した雰囲気です。 ■建物のメインエントランスは敷地西側、駐車場は敷地北側からアプローチできるようになっています。 ■外構は敷地西側に公開空地として自由通路が設けられているのとは別に、前面道路からメインエントランスへのアプローチには、住民専用のスロープが設けられています。 ■敷地いっぱいに建てられているため、外構の植栽は建物の周囲に隙間を埋めるように植えられている程度です。 |
4.0 |
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13.共用施設・サービスの充実度 |
■共用施設はメインエントランスと宅配ボックスです。フロントサービス等はありません。 ■ゴミ置き場は地下駐車場内に独立した倉庫のような形状で一カ所設置されています。エレベーターで地下一階まで下りればよいので、どの住戸からもアクセスしやすそうです。 調査した日はゴミの収集日だったらしく、大量のゴミが収集車の来るだいぶ前から地下駐車場に山積みになっていたのですが、北側の道路から丸見えで、それが少し気になりました。 ■エレベーターの設置数は総戸数123戸に対し8基と、多めです。プライバシーを重視し、専用のエレベーターを持つ住戸もあるのだそうです。 ■外構にはほとんど植栽はありませんが、メインエントランスからエレベーターに至る通路は緑豊かな中庭となっていて、気持ちの良い空間です。 ■エレベーターは中庭でアプローチするのですが、一見するとどこにあるのか分からないようなつくりです。どの住戸に行くのにどのエレベーターを使うのか もわかりにくくできています。 |
4.0 |
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14.セキュリティの充実度 |
■管理形態は、日中のみ管理会社による日勤管理です。 ■夜間の警備会社との契約はなく、夜間に何かあれば警察に連絡することになります。 ■オートロックはメインエントランスに一カ所あります。 ■人感センサー、防犯センサーなどはありません。 ■エレベーターが基本的に1フロア2住戸に対し一基で、外廊下がほとんどなく、そういう意味では廊下は安全といえます。 |
2.2 |
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15.建て替えのしやすさ |
■議決権の保有方法は1所有者1議決権です。居住者の合意が得られ、用途地域に変更がなければ現在と同程度の建物が建ちます。しかし総戸数が123戸と大規模なので、建て替えの合意を得るには時間の調整が必要でしょう。 |
3.0 |
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